静岡県沼津市の精神科病院に入院していた男性=当時(80)=が2021年12月、急性肝不全で死亡したのは適切な医療行為が行われなかったのが原因として、遺族5人が18日、院長らに計約5600万円の損害賠償を求め静岡地裁沼津支部に提訴した。また監禁致傷と業務上過失致死の疑いで院長に対する告訴状を沼津署に提出した。

 訴状によると、男性は21年10月2日、服薬調整のため沼津市の「ふれあい沼津ホスピタル」に任意入院。同4日、承諾がないまま強制入院に切り替わり、重い精神障害を負ったほか、薬剤性肝障害を発症した。

 同年11月、県内の別の病院に転院したが、急性肝不全で翌月に死亡した。