首相、WTOの紛争処理に不満 韓国禁輸敗訴が念頭か

 【ブリュッセル共同】安倍晋三首相は25日の記者会見で、世界貿易機関(WTO)の紛争処理に不満を表明した。「上級審の在り方についてさまざまな課題がある。議論を避ける形の結論が出たり、結論を出すのに時間がかかりすぎるといった議論があるのも事実だ」と指摘した。韓国による福島など8県産の水産物輸入禁止措置を認めた判断が背景にあるとみられる。

 首相はWTOについて「時代の変化に追いついていない」とも述べた。

 WTOの紛争処理の「二審」に当たる上級委員会は11日、東京電力福島第1原発事故に伴う韓国の禁輸措置を不当とした「一審」の紛争処理小委員会の判断を破棄した。


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