菅義偉首相は25日、中国の王毅国務委員兼外相と官邸で会談し、来年夏の東京、2022年北京冬季の両五輪・パラリンピックの成功を目指し協力を確認した。日中関係の安定化に向けて「共に責任を果たしていきたい」と意欲を表明。中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺海域の航行への対処を要求した。一方、中国外務省は、新型コロナウイルス対策のため制限している日中ビジネス関係者の往来を今月30日に再開すると発表した。

 10月に来日したポンペオ米国務長官に続き、短期間で米中両国の要人と会うことで、経済的な結び付きが強い中国との関係も重視する菅首相の立場がにじんだ格好だ。