人事院は16日、2021年度の国家公務員採用試験で、キャリアと呼ばれる中央省庁幹部候補の「総合職」申込者は前年度比14.5%減の1万4310人だったと発表した。申込者数は、総合職試験を導入した12年度以降で最少。減少は5年連続で、減少率も過去最大となった。

 深夜残業や長時間勤務の常態化、政治への過剰な「忖度」を強いられる政官関係、相次ぐ幹部不祥事といった負のイメージが影響した可能性がある。一方、人事院担当者は「新型コロナ感染拡大で、密集する東京勤務が敬遠された面もある」と話した。

 女性申込者の割合は40.3%。初めて40%台に乗り、過去最高となった。