政府は9月1日に発足するデジタル庁の事務方トップ「デジタル監」に、米MITメディアラボの元所長伊藤穣一氏を充てる方向で最終調整に入った。関係者が5日明らかにした。ITへの造詣が深く、国際的に活躍してきた経歴を評価した。

 伊藤氏はIT企業社長などを経て11年、デジタル技術の研究所であるメディアラボの所長に就任した。しかし少女らへの性的虐待などの罪で起訴された米国の富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(勾留中に死亡)から、メディアラボと自身の投資ファンドが資金援助を受けていたことが明らかになり、19年に辞任した。現在はIT企業デジタルガレージ(東京)の取締役。