外務省は20日、東シナ海の日中中間線の中国側海域で、中国が新たな構造物1基の設置を進めていることを確認したと発表した。ガス田の試掘とみられる。岸田文雄首相は21日、「中国が一方的に開発を進めることは極めて遺憾で、日本としては認めることができない」と述べた。視察先の京都市で記者団の質問に答えた。

 外務省の船越健裕アジア大洋州局長は20日、在日中国大使館の楊宇次席公使に対し「極めて遺憾だ」と抗議した。

 日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したものの、10年に交渉は中断している。船越氏は楊氏に対し、交渉再開に早期に応じるよう改めて求めた。