自民党の菅義偉前首相は18日、山梨県を訪れ、アジアへの輸出を進めるブドウ農家、県や東京電力などが開発を進める水素製造装置を視察した。首相在任中に掲げた、2030年までの農林水産物・食品輸出額5兆円、50年の脱炭素社会実現といった政策を後押しする狙い。岸田政権下で非主流派となっており、「存在感発揮に懸命」(党幹部)との声も出ている。

 視察後、菅氏は甲府市で、自身が提唱した政策の実現に向けて「地方視察により、途中経過を国民に示すことが大事だ」と記者団に述べた。関係者によると、近く北海道や沖縄県などへ視察に訪れる予定だという。