林芳正外相は3日の記者会見で、2日に行った中国の秦剛外相との電話会談に関し、先方から改めて自身の中国訪問を要請されたと明らかにした。「引き続き具体的な時期を調整する」と述べた。沖縄県・尖閣諸島など両国間の諸懸案を巡っては「あらゆるレベルで緊密に意思疎通し、主張すべきは主張し責任ある行動を強く求める」と強調した。
昨年11月に岸田文雄首相と中国の習近平国家主席との約3年ぶりとなる対面会談で、首脳や閣僚間の対話促進を確認。林氏訪中を調整することで一致していた。日中外相の電話会談は、約50分間実施した。