自民党は8日の参院懲罰委員会理事懇談会で、国会欠席を続けるNHK党のガーシー氏の処分を検討する懲罰委を10日に開く日程を提案した。野党側から異論は出ておらず、10日開催で決まる見通しだ。鈴木宗男委員長(日本維新の会)は記者団に「国会議員は登院義務がある。何人も守ることが一番の前提だ」と強調。早期に結論を出す必要があるとの認識を示した。

 懲罰には重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、戒告の4種類がある。懲罰委で処分内容を検討。その後、参院本会議で処分を決定する。除名の場合、本会議で出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。