任期満了に伴う4月の大阪「ダブル選」を巡り、法学者の谷口真由美氏(47)は8日、知事選に立候補すると正式表明した。そろって記者会見した大阪市議の北野妙子氏(63)は無所属で市長選に出馬すると表明。大阪維新の会への対抗勢力結集を目指す政治団体「アップデートおおさか」がそれぞれ擁立する。自民党は両氏を推薦せず、実質的に支援する方向だ。

 維新はダブル選それぞれの候補者を決めており、構図は大枠が固まった。維新がカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の大阪誘致を進めるのに対し、両氏は「計画はむちゃくちゃだ」と反対を表明した。