4月の衆院山口2区補欠選挙に立候補の意向を示している野党系2人のうち、共産党が新人候補を取り下げる方針を固めた。旧民主党政権で法相を務めた無所属の元衆院議員平岡秀夫氏(69)に一本化し、自民党新人の元衆院議員秘書岸信千世氏(31)との一騎打ちに持ち込む構えだ。共産は平岡氏を自主的に支援する方向。関係者が25日、明らかにした。
共産は党中央委員会組織局員の石村智子氏(47)を擁立すると発表していた。関係者によると、安全保障関連3文書や、山口県上関町で計画される上関原発建設に反対している点で平岡氏と一致したことを踏まえた。