中南米を歴訪中の林芳正外相は2日午前(日本時間2日夜)、カリブ海の島しょ国バルバドスで同国のシモンズ外務・貿易相と会談した。環境や気候変動、防災といった島しょ国が直面する脆弱な分野で、支援を続けていく考えを伝達。シモンズ氏は「気候変動問題は最大の脅威だ。日本の取り組みを評価する」と謝意を示した。

 日本の外相が同国を訪問するのは初めて。林氏は、法の支配に基づく国際秩序の維持や日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」実現への連携を求めた。