公明党は31日、持ち回りの中央幹事会を開き、次期衆院選に向け、北海道10区と関西6選挙区に擁立する公認候補計7人を決めた。大阪16区は北側一雄副代表(70)に代え、山本香苗参院議員(52)を立てて若返りを図る。選挙区は既に4人の公認を決定しており、計11人となった。選挙区の擁立作業はこれで終了。衆院議員の任期満了まで2年以上あるが、選挙準備を万全にする狙いがある。

 公明は関西で、日本維新の会と協力関係にあり、大阪、兵庫計6小選挙区では公明が議席を得ていた。だが維新の馬場伸幸代表が4月の統一地方選後、公明との関係を「一度リセットする」と明言。両党の駆け引きが激しくなっている。