衆院は1日の本会議で、与野党を批判する紙を議場で掲げた、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表に対し、登院停止10日間の懲罰を科すことを自民、日本維新の会、公明各党などの賛成多数で決めた。立憲民主、共産、れいわ各党は反対した。

 懲罰は重い順に、除名、一定期間の登院停止、議場での陳謝、戒告の4種類ある。

 国会議員への懲罰を巡っては、参院で3月、国会欠席を続け、議場での陳謝も拒否したガーシー氏が除名された。衆院では2007年に民主党(当時)の内山晃氏が登院停止30日間となって以来、約16年ぶり。

 櫛渕氏は、5月18日の本会議で「与党も野党も茶番!」と書かれた紙を持って壇上で広げた。