任期満了に伴う青森県知事選は4日投開票の結果、元むつ市長の宮下宗一郎氏(44)が無所属新人4人による争いを制して初当選を果たした。自主投票の自民党は、宮下氏と前青森市長の小野寺晃彦氏(47)に支持が割れて保守分裂に。宮下氏は自民支持層に加え、野党支持層や無党派層から幅広い支持を得た。投票率は57.05%で、2019年の前回選を16.97ポイント上回った。

 自民県連では江渡聡徳元防衛相(衆院青森1区)と木村次郎防衛政務官(同3区)が小野寺氏を支える一方で、首長や県議の一部は宮下氏を支援した。次期衆院選へ影響は避けられそうにない。