改正入管難民法が可決、成立した9日の参院本会議では賛成、反対の討論で、議員がやじを応酬しあい、騒然とした雰囲気に。国会前には100人以上の反対する市民が集まり、賛成多数で可決されたと知ると「不当な採決だ」と怒号が飛んだ。

 本会議での討論では反対の立場で登壇した立憲民主党の石川大我氏が「(反対か賛成かは)失われる命が見えているかいないかだ」と声を張り上げると、野党席の一部から拍手が起こると同時に、与党側からはやじがわき起こった。

 続いて、日本維新の会の音喜多駿氏が賛成討論で「外国人の人権と国民の安全を守る法律だ」と主張すると、今度は野党席の議員が「分かっていない」と叫んだ。