日本維新の会の馬場伸幸代表は9日、共同通信加盟社論説研究会で講演し、次期衆院選に向けて候補者擁立作業を加速する考えを強調した。「作業をスピードアップし、できるだけ多くの候補者を立てていく」と述べた。野党第1党の獲得議席について「3桁は難しいだろう。立憲民主党と維新でかなり競ることになるのではないか」との見方を示した。

 維新は全289小選挙区への擁立目標を掲げており、当面の候補者数に関し「120〜130人程度のめどが付いた」と重ねて説明。関西以外の小選挙区で議席を増やすのは困難と分析し、2021年衆院選や22年参院選の得票傾向を踏まえ「比例代表がかなり増えそうだ」とした。