与野党は19日の衆院政治改革特別委員会理事懇談会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、26日に特別委を初開催する日程で合意した。後半国会で最大の焦点となる政治資金規正法改正を巡り、各会派が10分ずつ意見表明する。法改正に向けた議論がスタートする。

　立憲民主党は理事懇で、自民に対し法改正の具体案を速やかに示すよう要求。自民は努力する考えを伝えた。岸田文雄首相の出席も重ねて求めた。

　終了後、立民の笠浩史国対委員長代理は「自民案が出ていないのは極めて遺憾」と述べた。公明党の石井啓一幹事長も「自民案をまとめる努力を強く求めていきたい」と語った。