自民党は、選挙区支部長に支給する「夏の活動費」を従来より100万円増額し、300万円にすると党内に通知した。活動資金は年6回支給しており、7月分200万円と夏の活動費を合わせ、1カ月繰り上げ6月に支給する。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて複数の派閥が解散方針を決めた中、党本部主導で資金面を補う狙いがありそうだ。関係者が25日明らかにした。

 活動資金は通常、年間1200万円で、年6回均等に分割して支給する。今回は夏の活動費のほか、4月分も100万円増額するという。ただ7月分の額は従来通りで、毎回100万円増額するかどうかは決まっていないとみられる。