衆院3補欠選挙のうち自民党が唯一候補を擁立した島根1区補選で共同通信社が実施した出口調査によると、投票の際、自民の裏金問題をどの程度重視したかとの質問に「大いに重視した」は40%、「ある程度重視した」は37%で、計77%に上った。自民と立憲民主党による一騎打ちとなった注目区で、裏金問題が投票行動に影響したことが裏付けられた形だ。

 「あまり重視しなかった」は13%、「全く重視しなかった」は4%にとどまった。

 東京15区補選では同様の質問に「大いに重視した」44%、「ある程度重視した」33%、「あまり重視しなかった」15%、「全く重視しなかった」5%となり、島根1区と同傾向だった。

 長崎3区補選では投票の際、何を一番重視したのかを質問した。「政治とカネ」は16%で、他は「年金・医療・介護」28%、「景気・雇用」17%、「教育・子育て」15%が多かった。