日本相撲協会は7日、力士が取組で脳振とうなどを起こした際の対応を迅速化するため、東京都墨田区の両国国技館で土俵上の応急対応処置講習会を開き、土俵近くで業務に当たる審判部や警備担当の親方衆らがスポーツ現場の事故対応の専門家から指導を受けた。大相撲本場所の取組中、土俵周りに医師は常駐しない。

 1月の初場所で幕下力士が立ち合いの際に脳振とうを起こして以降、相撲協会は講習会実施を検討。3月の春場所で土俵に頭部を強打した三段目力士、響龍の天野光稀さん(山口県出身、境川部屋)が4月下旬に急性呼吸不全のために亡くなる極めて異例の事態も起きた。