【ドーハ共同】サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の組織委員会広報担当者、ファトマ・ヌアイミ氏は開幕から1週間となった27日、首都ドーハで共同通信などと会見し、順調な大会運営をアピールした。欧州を中心に続くカタールの人権問題などへの批判には「建設的な批判には向き合ってきたが、不公平なものが含まれている」と不満を示した。

 カタールの性的少数者や移民労働者の人権問題を巡り、欧州連合(EU)欧州議会は24日、非難決議を採択。ドイツなどで観戦のボイコットも広がっているが、ヌアイミ氏は観客数が競技場収容人数の94%に上っていると指摘した。