【ドーハ共同】全日本柔道連盟(全柔連)の金野潤強化委員長は10日、世界選手権で2連覇を果たした男子66キロ級の阿部一二三と女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)、3連覇の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)について、来年のパリ五輪代表へ「大きく前進した」と有力視した。最速で6月下旬に決まる可能性があるという。

 全柔連の規定では、同じ階級の他選手と明らかな差がついたと判断された場合、強化委員会で五輪代表を決める。2番手以下を中心に派遣予定のグランドスラム(GS)ウランバートル大会(6月23〜25日)の結果により、強化委は早ければ6月下旬に開催される。