バスケットボールのBリーグは米プロNBAに次ぐ「世界第2位のリーグ」を目指し、2026年に新たなトップカテゴリー「新B1」を創設する。参入できるのは「アリーナ」「入場者数」「売上高」の厳しい基準をクリアしたクラブだけ。競技成績は関係なく「経営力」で評価される点がポイントで、22〜23年シーズンの実績も審査対象となる。

 現B1で成功を収めているクラブの代表格が琉球。約8千人収容の沖縄アリーナが21年に完成し、22〜23年レギュラーシーズンの平均入場者数はリーグトップの6823人、21〜22年シーズンの売上高は同2位の19億円超を記録した。新B1は、こうした人気、資金力、充実した施設の三つを兼ね備えた有力クラブが切磋琢磨し、成長し続けるリーグを想定。島田慎二チェアマンは「プレミアな世界観をつくる」と話す。

 参入の絶対要件が、5千人以上収容でVIP席などのあるアリーナの確保で、28〜29年シーズンまでの使用開始を保証する必要がある。