日本ラグビー協会は6日、初めて常設の代表強化拠点として運営する福岡市東区の「JAPAN BASE」の開所式を行った。グラウンド2面、クラブハウスなどを備え、選手や指導者の強化、普及事業にも活用する。土田雅人会長は「この場でラグビーを1人でも多くやってくれることを願う。ここに魂を入れるつもりで、一つずつ成功させていく」と話した。

 市が所有する土地を借り受け、施設は21年に活動を終了したコカ・コーラのチームから購入して再整備した。空港からの移動が容易で、競技が盛んな土地柄も理想的といい、7人制女子日本代表の中村知春は「早くここを使って来年のパリ五輪へ力を蓄えたい」と意気込んだ。