1日に現役を引退した大相撲の間垣親方(33)=元幕内石浦=が7日、両国国技館で記者会見し「昨年の春場所で首をけがして、回復がうまくいかなかった。相撲を取ることは医師に禁止された」と語った。部屋付きで後進を指導し、引退相撲は来年6月1日の予定。

 現役続行を目指して首の治療に専念したが、昨夏に妻と子ども3人の寝顔を見て引退へと傾いたという。「健康な体で子どもたちの成長を見守っていきたい」と感じた当時の心境を述懐し、涙を流した。現役時代から胸を出して鍛えた師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は会見に同席し「石浦がいなかったら、私も横綱を14年間張ることはできなかった」と感謝した。