サッカーJ1のヴィッセル神戸でプレーした元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手が23日、マネジメント会社を通じて声明を出し、大阪国税局から課された追徴税を完納したと明らかにした。一方でスペインとの二重課税を訴えて超過分の返還を望んだ。

 昨季途中まで神戸に所属した同選手は、1年未満の契約だった2018年に関し「居住者」と認定されて申告漏れを指摘された。追徴税額は約5億8千万円。声明では、当時はスペインで所得税を申告したため「明らかに負担の大きい二重課税を受けている」と主張した。