フィギュアスケート男子で2018年平昌、22年北京両冬季五輪メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が11日、引退発表後では初めての公の場となるイベントに名古屋市内で出席し「自分がやりたいことを自分の意思で探していきたい」と話した。今後の決意として色紙に「探」としたためた。引退の経緯などは14日の記者会見で語る。

 今季は全日本選手権で2年連続6度目の優勝を果たす一方、現役最後の試合となった3月の世界選手権は3連覇を逃して4位だった。「僕にとって成功も失敗も同じように素晴らしいもの。全てが最高のシーズンだった」と晴れやかな表情で振り返った。