東京電力は8日、東日本大震災で事故を起こした福島第1原発で、原子炉格納容器の水素爆発を防ぐための窒素を生成する装置1台が停止したと発表した。別の装置は正常に作動し、格納容器内の水素濃度や温度に異常はなかった。原因を調べている。

 同社によると、窒素生成装置は3台あり、うち2台を常時運転させているが、8日午前11時半に1台が停止。同午後0時56分に、待機中の1台を起動してカバーした。

 炉心溶融(メルトダウン)が起きた1〜3号機の格納容器内では、溶け落ちた核燃料などが発する放射線で冷却水が分解され水素が発生する。