【ジュネーブ共同】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は13日、南米チリの反政府デモへの当局対応について報告書を公表し、10月中旬から今月上旬までに拘束された2万8千人超の中に、警察当局から拷問や性的暴力を受けた人がいるとしてチリ政府に改善を求めた。

 OHCHRは11月に調査団を派遣し、人権侵害を受けたとみられる235人と、60人の警察官から聞き取り調査を実施。その結果、容疑者への拷問や虐待が113件、男女を問わず性的暴力が24件、確認できたとしている。

 一連のデモ鎮圧で、チリ政府は26人が死亡、負傷者が4903人(うち警察官が2792人)としている。