【モスクワ共同】世界最大のロシアの原子力砕氷船「北極」が完成し、北部ムルマンスクで21日、国営造船企業「統一造船会社」から発注元の国営原子力企業ロスアトムへの引き渡し式が行われた。近く就航予定。

 地球温暖化に伴う海氷減少で、北極海が航路としてだけでなく天然ガスや原油など資源供給地として重要性を増している。ロシアは北極圏の権益確保を重視し、世界でロシアだけが保有する原子力砕氷船の建造を続々と進めている。

 引き渡し式に参加したミシュスチン首相は、原子力砕氷船の保有数が増えることで「北極でのロシアの優位性も確保することになる」と強調した。