ミャンマーで採取されたキョウチクトウ科の植物から、多発性骨髄腫という血液のがんの薬になる可能性がある物質を見つけたと、名古屋市立大や高知県立牧野植物園などのチームが15日までに、オンライン科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

 多発性骨髄腫の細胞内では、生命活動に必要なタンパク質の不良品が大量にできている。だが細胞は「小胞体ストレス応答」という修理・分解システムを活発に働かせ、不良品の蓄積を回避しながらしぶとく生き延び、増殖しているという。

 チームは、この不良品処理システムの働きを抑えがん細胞を死に導く物質を探索、植物の茎にある成分を特定した。