新生児に対するスクリーニング検査により、生まれつき免疫がない難病「重症複合免疫不全症(SCID)」の赤ちゃんが見つかり、臍帯血移植によって治療したと名古屋大病院が21日、発表した。病院によると、無症状段階の新生児スクリーニング検査で診断できたのは国内初という。

 SCIDの赤ちゃんは、感染症になると重症化しやすい。早期に治療をしなければ、多くが生後1年以内に死亡する。感染症になって初めて気付くことが多い。

 名古屋大病院によると、治療に成功したのは愛知県豊橋市の高橋凜之介ちゃん。診断後に入院、生後4カ月で臍帯血移植を受けた。免疫機能が回復し21日に退院する。