【バンダルスリブガワン、北京共同】中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、双方の関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすると発表した。台湾や南シナ海を巡り米国との対立が深まる中、中国がASEAN重視の姿勢を一段と鮮明にした。インド太平洋地域が米中覇権争いの舞台となることにASEAN各国は懸念を深めている。

 26日開催の中国・ASEAN首脳会議の議長国ブルネイが議長声明で発表した。現在は「戦略的パートナーシップ」。中国の習近平指導部は11月にもASEANと首脳会議を開く予定で、バイデン米政権をけん制したい考えだ。