東京電力は28日、福島第1原発の建屋周辺の地盤を凍結させ、汚染水増加の原因となる地下水流入を抑える「凍土遮水壁」の一部で温度が上昇し、氷の壁が解けている可能性があると発表した。「壁の内外で地下水の水位差は保たれており、遮水機能は維持されている」としている。2017年の凍土壁の全面運用開始以降、温度の上昇は初めてという。

 上昇は8月下旬から始まっていたが公表していなかった。今月に入り、地中の温度が0度を超え続けているため公表したと説明している。温度が上昇したのは4号機南西側で、凍土壁と排水路が地中で交差する地点。