【ワシントン共同】世界銀行のマルパス総裁が化石燃料の使用と気候変動の因果関係を認めなかったとして、環境団体が辞任を要求し、波紋が広がっている。世銀グループの最大出資国である米国のジャンピエール大統領報道官は、23日の記者会見でマルパス氏の発言を「非難する」と表明。途上国支援を担う機関の長として適格性を問われる事態となっている。

 ジャンピエール氏は「解任には加盟国の過半数の賛成が必要だ」と言葉を選びつつ、世銀との連絡役となる財務省が「総裁に対し明確に(政権の)期待を伝えていく」と述べた。

 マルパス氏は、気候変動を軽視するトランプ前米大統領の指名で就任した。