製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンは28日、認知症のアルツハイマー病に対し開発中の新薬「レカネマブ」について、臨床試験(治験)で症状の悪化を抑制する効果を確認したと発表した。本年度中に日本や欧米で承認申請を目指すという。

 治験は日本や欧米、中国でアルツハイマー病早期患者1795人を対象に、レカネマブを投与したグループと偽薬のグループを比較した最終段階のもの。投与から1年半後、レカネマブのグループでは、記憶や判断力などの症状の悪化が27%抑制された。

 副作用とされる脳内浮腫の発生率は、レカネマブ投与群の方が高い傾向にあったが、想定内という。