【北京共同】中国の新型コロナ感染拡大に伴う厳格な外出制限で、日本をはじめ各国企業の工場が操業を停止するなど影響が広がっている。ホンダの湖北省の自動車工場は29日、従業員が出社できず、前日に続き稼働を停止。ヤマハ発動機でも二輪車工場の一部が止まっている。企業は習近平指導部の「ゼロコロナ政策」に対する抗議活動にも警戒を強める。

 ロイター通信によると、米アップルの河南省鄭州の工場では今月、iPhoneの生産が3割以上落ち込む見通し。

 セブン―イレブンは北京市内の約3割に当たる90店舗と一部工場が臨時休業し、ローソンやファミリーマートも一部店舗が休業に入った。