【ワシントン共同】米国防総省は29日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表した。中国が21年に核戦力の増強を加速させ、運用可能な核弾頭は400発を超えたと推定。35年には約1500発になる公算が大きいとした。緊張が続く台湾に関しては、武力統一のため海上封鎖から全面侵攻まで幅広い選択肢を持っているとして警戒感を示した。

 ストックホルム国際平和研究所の1月時点の推定では、中国は核弾頭350発を保有し世界3位。1位のロシア(5977発)、2位の米国(5428発)と大きな開きがあるが、米報告書は「中国は次の10年間で核戦力の近代化、多様化、拡大を狙う」とした。