製薬大手エーザイは30日、米バイオジェンと共同開発している認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ」の臨床研究(治験)で、参加者2人がレカネマブを投与後に脳出血で死亡したと明らかにした。エーザイは「2人は重大な合併症があり別の薬を使用していた。レカネマブが原因ではない」との見解を示した。

 治験は日本や欧米などで早期患者に対し、レカネマブ投与群と偽薬投与群の2グループに分けて実施。同社によると、前段階の治験と合わせ、レカネマブを投与した1608人のうち2人が脳出血で死亡した。2人とも脳出血の要因となる抗凝固薬を使用していたという。