製薬大手エーザイは30日、米バイオジェンと共同開発している認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ」の臨床試験(治験)についてオンラインで記者会見し、脳梗塞の治療などに使われる抗凝固薬との併用で脳出血の発症リスクが上がることが分かったと明らかにした。同社は併用する参加者にリスクを説明した上で、利益が上回ると判断した場合に投与を継続している。

 治験は、欧米や中国、日本などで早期アルツハイマー病患者1795人に対し、レカネマブ投与群と偽薬投与群に分け実施。記憶や判断力、社会活動などによる認知機能評価では、投与後半年から症状の悪化抑制が確認された。