【ジュネーブ共同】国連人道問題調整室(OCHA)は1日、人道支援を必要とする人が2023年に世界全体で過去最多の3億3900万人に上るとの報告を発表した。ロシアのウクライナ侵攻のほか、パキスタンでの洪水や東アフリカでの干ばつなど気候変動の影響で、人道支援を要する人の増加傾向に歯止めはかかっていない。

 国連はこのうち、事態が深刻な68カ国の2億3千万人に対して支援を実施する予定で、予算は515億ドル(約7兆円)が必要になると試算。だが22年は11月までに517億ドルが必要となったのに対し、集まったのは半分に満たない240億ドルにとどまっている。