【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は11月30日、健康な人の便に含まれる細菌群を初めて医薬品として承認した。クロストリジウム・ディフィシルという細菌の感染症を繰り返す18歳以上の患者が対象で、肛門から薬を注入し、腸内細菌のバランスを回復させて再発を抑える。

 原因となる細菌は普段から腸内にいるが、抗生物質で他の細菌が減ったり、免疫が弱ったりすると増殖し、毒素を作って下痢や腹痛を引き起こす。命に関わることもあり、米国では年1万5千〜3万人が死亡している。

 薬はスイスの製薬企業フェリング・ファーマシューティカルズが開発した。