今年のノーベル平和賞受賞が決まったロシアの人権団体「メモリアル」のヤン・ラチンスキー代表(63)が2日までにモスクワで共同通信と会見し、ウクライナ、ベラルーシの人権団体などとの共同受賞決定は「基本的人権とは普遍的なもので、市民社会は国境と関係なく存在することを示した」と喜びを表した。

 ラチンスキー氏は「人権活動は直接に平和を築く作業ではないが、過去の弾圧や戦争の悲惨さを物語る記録の保存は平和につながる」と指摘。「言論や集会、選挙の自由は、現実との接点を失った権力者に無謀な戦争を始めさせないための重要なフィードバックになる」と述べた。