【キーウ共同】ウクライナ政府高官は4日、ロシアによる電力インフラへの攻撃の影響で、国内500以上の地域で電力の供給が停止している状態だと明らかにした。

 政府高官は地元メディアに「ロシアは重要インフラへの攻撃を続けており、8州507地域で電力が供給されていない」と述べた。このうち東部ハリコフ州の被害が大きく、112の地域で停電していると指摘した。東部ドネツク州や南部ヘルソン州では約90地域に被害が出ているとした。

 ロシアは10月からウクライナの電力インフラへの攻撃を繰り返しており、冬にかけて気温が下がり続ける中、広範囲で停電が常態化している。