【ベルリン共同】ドイツ政府報道官は3日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの供与を決めた主力戦車レオパルト2の旧式に当たるレオパルト1の輸出を許可したと明らかにした。ドイツメディアによると、軍需企業2社が数十両のレオパルト1の改修など準備を進めており、ウクライナへの提供が可能になる。

 ドイツ政府はこれまでに、レオパルト2を80〜90両供与する計画を表明。ポーランドなど他国が保有する車両の供与も承認していた。

 政府報道官は記者会見で、レオパルト1について「輸出の許可が下りた。今後、数日か数週間で明らかになる」と述べ、詳細の言及は避けた。