【アダナ(トルコ南部)、カイロ共同】トルコ南部を震源に6日発生した大地震で、トルコメディアなどによると、死者は8日までにトルコと隣国シリア両国で7800人超となった。トルコには各国救援隊が次々と到着し、シリアにも援助物資が届き始め、国際支援が本格化している。8日午前4時17分(日本時間同10時17分)ごろで発生から48時間となり、懸命の捜索作業が続いている。
6434人が亡くなった1995年の阪神大震災を上回る犠牲者数となった。負傷者はトルコ、シリアで3万5千人以上。倒壊した建物に取り残された人も多く、被災地域は広範囲に及んでいる。
トルコの死者は地元報道によると、5894人。トルコには欧州から千人以上の救援要員が到着した。
エルドアン大統領は7日、70の国と14の国際機関から支援の申し出を受けたと明らかにした。日本の国際緊急援助隊・救助チームの先発隊もトルコ入りした。
シリア国営通信によると、地震被害が出た北部アレッポには、アルジェリアから飛行機で救援要員らが到着し、人道支援物資も運ばれた。