【ナイロビ共同】ルワンダでの1994年の大虐殺を扱った映画「ホテル・ルワンダ」で避難者をかくまう英雄として描かれ、後にテロ組織に関与したなどとして禁錮25年の刑で服役中だった元ホテル支配人ポール・ルセサバギナ氏(68)が24日、釈放された。永住権を持つ米国の要請でルワンダ政府が減刑した。ロイター通信が伝えた。近く米国に移る見通し。
ルセサバギナ氏はカガメ大統領の強権的な国家運営の批判者として知られてきたが、市民が死傷した事件に関与したとの疑いで2020年に身柄を拘束され、21年9月に実刑が言い渡された。