【北京共同】中国は26日、台湾と断交した中米ホンジュラスとの国交樹立に関する共同文書の署名式を北京で開催した。中国の秦剛国務委員兼外相は署名式後の記者会見で「一つの中国」を堅持することが「国際的大義にかなう」と強調し、「一つの中国」を認めない台湾の蔡英文政権をけん制した。

 中国外務省によると、ホンジュラスは文書で「世界には一つの中国しか存在せず、中華人民共和国が全中国を代表する唯一の合法政府で、台湾は中国領土の不可分な一部である」ことを認めた。

 秦氏は「台湾独立のための分離主義的な動きは中華民族の意思と利益に反し、行き詰まる運命にある」と主張した。