【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は1日、朝鮮中央通信を通じてウクライナのゼレンスキー政権が核保有を目指していると非難する談話を出し「生存を脅かす核の惨事を自ら招いている」と主張した。

 北朝鮮はロシアのウクライナ侵攻は米欧の対ロ圧力が原因だとしてロシアを擁護してきたが、ゼレンスキー政権の安保政策を直接非難することは珍しい。

 金与正氏は、ウクライナはロシアの「核の照準」の中にあり、核保有に執着すれば明確な核の目標になると指摘した。